
プラネタリウムは、身近な材料で簡単に手作りができるので、自由研究にもおすすめ!トイレットペーパーの芯[しん]で簡単にできる作り方、画用紙と紙コップでの作り方、ダンボールなどの紙の箱での作り方の3つの手順を紹介[しょうかい]するよ。学年や難易度に合わせて選んでみて。
おすすめの年齢・制作時間
▼トイレットペーパーの芯で作るプラネタリウム
2年生 3年生 4年生工作 製作期間:30~1時間
▼画用紙と紙コップ・紙皿で作るプラネタリウム
3年生 4年生 5年生 工作 製作期間:1時間
▼ダンボールなど紙の箱で作るプラネタリウム
4年生 5年生 6年生 工作 製作期間:1時間
トイレットペーパーの芯で作るプラネタリウム
低学年におすすめ!簡単で手軽にできるプラネタリウムだよ。星以外にも、〇や△などの形でやってみてもきれいだよ。
用意するもの

トイレットペーパーの芯
黒のカッティングシート
100均で売っている黒い壁紙[かべがみ]シートがおすすめ。
小さめの懐中電灯[かいちゅうでんとう]や電池式ライト
スマホのライトでも代用できるよ。
筆記用具
カッターナイフ・ハサミ
セロハンテープ
キリまたは画鋲[がびょう]など、先が尖[とが]ったもの
穴をあけるのにつかうよ。
カラーセロファン
いろいろな色があるときれい!
手順
【1】カッティングシートを切ろう

カッティングシートを裏側(シールになっている方)にして、トイレットペーパー芯をのせるよ。芯の両端[りょうはし]から1cm外側に線を引いて、長方形にカットしよう。

次に、芯全体を包める長さでカットしよう。芯を回転させて必要な長さの見当をつけるのがおすすめだよ。
【2】カッティングシートを貼ろう

カッティングシートのシールをはがして、芯に巻きつけよう。

前後に飛びだしている1cmの部分を、中に折りこもう。これで土台が完成したよ!
【3】星座の穴をあけよう

星座の本などを見て、好きな星座の形になるように、キリや画鋲で穴をあけよう。鉛筆[えんぴつ]で下書きするとやりやすいよ。
【4】ライトで照らそう

芯の中に豆電球などのライトを入れて、部屋を暗くして照らしてみよう。部屋に星が見えたかな?
<ポイント>
- 芯は、白いままより、黒いカッティングシートを貼[は]った方が光が強くでるよ。
- 星座が見えにくいときは、穴をもっと大きくしてみよう。
- ライトは小さめの懐中電灯やスマホのライトでもOK。
【5】アレンジしてみよう

筒[つつ]の片方に好きな形をくりぬいた紙を貼ったらどうなるかな?筒の中にカラーセロファンを入れて照らしてみたら、どう見えるかな?試してみよう!

照らしたら、こんなふうになったよ!
画用紙と紙コップ・紙皿で作るプラネタリウム
黒い画用紙を使って、紙コップと紙皿で立体的に飾れる作り方を紹介するよ。カッターが使うのが難しいときは、大人にも手伝ってもらってね。
用意するもの

黒画用紙
カラーセロファン
いろいろな色があるときれい!
小さめの懐中電灯や電池式ライト
筆記用具
カッターナイフ・ハサミ
セロハンテープ
キリまたは画鋲など、先が尖ったもの
穴をあけるのにつかうよ。
手順
【1】画用紙で、扇型[おうぎがた]を作ろう

丸いお皿を、黒画用紙の上に少しずらして置いて、線でなぞろう。

引いた線に沿って、画用紙を切ろう。

カットした紙を半分に折って、さらに端[はし]っこを少し折るよ。

折った部分をハサミでカットしたら、扇形の完成!
【2】画用紙に星などの絵を描こう

白などの明るい色のペンを使うのがおすすめだよ。
【3】カッターで、絵柄[えがら]をカットしよう

カッターが難しい場合は、大人に手伝ってもらってね。

点線はキリや画鋲で穴をあけてみよう。
【4】カラーセロファンをセロテープで貼りつけよう

セロファンを貼った方を内側にして、丸めてセロテープでとめるよ。
【5】黒画用紙の両端をセロハンテープでとめよう

三角帽子のような形になるよ。
【6】紙コップと紙皿で土台を作ろう

紙コップを紙皿にのせて、線を引こう。

引いた線の少し内側をカッターでカットしよう。

紙皿の穴に、紙コップの口を差し込[こ]もう。

土台に【5】の画用紙をのせよう。これで完成だよ!
【7】ライトを入れて照らそう

紙コップにライトを入れて照らしてみよう。

天井にどんなふうに星がうつるかな?
ダンボールなど紙の箱で作るプラネタリウム
ダンボールや紙箱でプラネタリウムを作る方法だよ。箱の大きさによって、ダイナミックなものが作れるよ。
用意するもの

ダンボールや紙でできた箱
フタがついているタイプの箱がおすすめだよ
アルミホイル
小さめの懐中電灯や電池式ライト
スマホのライトでも代用できるよ。
筆記用具
カッターナイフ・ハサミ
セロハンテープ
カラーセロファン
いろいろな色があるときれい!
手順
【1】箱に図案を書いて、カッターでカットしよう

まず鉛筆で、箱に自由に下書きをしよう。箱の上だけでなく、側面にも描[えが]こう。星以外のイラストを描くのもおすすめだよ。絵を大きめに書くと、ダイナミックな投影[とうえい]が楽しめるよ。

カッターでカットしよう。光を当てるので、カットは少し粗[あら]くてもOKだよ。
【2】カラーセロファンを貼ろう

箱をひっくり返して、内側にカラーセロファンをセロテープで貼ろう。
【3】フタにアルミホイルを貼ろう

フタになる部分があれば、内側にセロテープを輪にしてくっつけ、アルミホイルを貼るときれいに光るよ。

角の部分をぎゅぎゅっと指先で押[お]し込むのがポイントだよ。

はみ出たアルミはハサミでカットしよう
【4】ライトを箱の中に入れて、照らしてみよう

アルミを貼ったフタを下にして、ライトを入れて照らしてみよう。どんなふうに見えるかな?

部屋を暗くすると、とってもきれい!

いろいろな角度で、天井や壁にうつしてみよう。
まとめ方のコツ
・作品と一緒[いっしょ]に、作る手順や、暗い中で光っている様子を写真に撮[と]ってまとめると、いい自由研究になるよ。
・豆電球、懐中電灯、LEDライトなど、いろいろな光で試してみよう。どんな違[ちが]いがあるかな?